〜ストラテジック・シェアリング講座〜

Giving Treeよりスーツの助成をさせていただいたユースを対象に
このプログラムを実施しました。
 
 
 

今回のプログラムの中では、
自分の生い立ち・体験等を語る際の
“自分の感情はどういったものなのか”、“なぜその感情になるのか”という話から始まりました。
 
そこから「語りたいこと」と「語りたくないこと」を出し、
さらに同じ話であっても、人や場面によって“安全度”が違ってくるので、
ワークシートを使いながら、ユースがこれまで意識せずに答えてきた部分を整理していきました。
 
 
 
 
また自分が安全だと思って話したその話は、他人からどのように聞こえているのか等、
ユース同士で話合っていきました。
そして、「児童養護施設」「里親」についても、どのように話したらよいのか、
他のユースはどのように話しているのか等、意見・情報交換していきました。
 
 
 
 
 
さらに、答えにくい質問への返し方等、お伝えしていきました:)
・いろんな人の意見が聞けてよかった。
・あまりこういった話題を相談出来る環境がないから、よかった
・次聞かれたら、こう答えよう!というものが見つかった
・自分と違う意見が聞けた!
・自分のことを上手く話できない人にぜひ参加して欲しい!
・・・といった感想をいただきました。

 
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「ストラテジック・シェアリングとは」
“効果的で安全、かつ、目的を持って計画的に自分のストーリーを共有すること〜
・アメリカにおいては、社会的養護の当事者たちは、ストラテジック・シェアリングという方法を使って、自分の生い立ちや人生を大勢の人たちと分かち合ってきました。
このことは、自分のライフストーリーを自分で整理し、人と共有する機会があることを意味します。
当事者たちは、この方法を使って自分たちの物語を整理し、
児童福祉のシステムの改善をも行ってきました。〜IFCA(https://m.facebook.com/intlfostercarealliance/)ストラテジック・シェアリングのブックレットより〜