ユースの自立に伴う課題(就職編)

昨日は、
社会的養護のユースの方と
一緒に職場見学へ行ってきました。

3ヶ月ほど前から、
「今の職場の働きが自分と合っていない・
職場の人とのコミュニケーションがうまくいかない・・・。
結構気持ちがしんどくなってきた。
新しい職場を探したい」とユース本人から相談がありました。

これは、社会的養護ユース特有の課題として一つ挙げられるかもしれません。

というのも、
現在は措置延長するユースも増えてきてはいますが、
大抵のユースは18歳で措置が切れ、自立していきます。
大学進学・就職といった所属先の変化というものに加え、
一人暮らし・家庭復帰・寮や社宅といった生活面の大きな変化が
同時にユースに降りかかってきます。

生活自体が安定しなければ、なかなか学校や就職先といった
新しい環境でも安定しにくくあります。
大学進学に関しては、生活費等、自分の生活を送るために必要な費用に加え、
多額な授業料を準備していかなければいけない・・・
といった別の問題が出てきたりはするのですが、今回は置いておきます:)

先ほど述べたように、生活が安定しない中で、
なかなか新しい環境でも定着することが出来ない際は、
やはりユースの生い立ち等を理解してくれている人のサポート等が肝心になってきます。
ユース本人にエネルギーや力があれば、
クリアしていくこともありますが、
やはりバーンアウトしてしまうケースは少なくありません。

今回の就職支援において、本人の特性も踏まえ、ユースのバックボーンも大切にしながら、
安心して働けるような企業さんを一緒に探していければと思います。